2020年8月23日日曜日

Windows 10のWSL 2でKali Linuxを利用する(2004)

今まで、Kali Linux等を構築する際は、Virtual Box上にOSのisoファイルでインストールしていました。
WSL 2を利用するとKali Linuxのインストールが楽だと聞いたことや、日経Linux 2020 7月号で特集を読んだこともあり、この機に構築しようと思います。


WSL2の導入

参考にしたのは以下のページ。
Windows 10 用 Windows Subsystem for Linux のインストール ガイド

powershellを管理者権限で起動して以下を実行します。
# WSLの有効化 
dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart
 # "仮想マシン プラットフォーム" のオプション コンポーネントを有効化
dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart 
# 再起動
Restart-Computer 
# WSL 2 を既定のバージョンとして設定
wsl --set-default-version 2


Kali Linuxの導入

Microsoft StoreからKali Linuxをインストールします。

インストールが完了したら起動します。

usernameとpasswordを求められるため、入力します。

別のpowershellを立ち上げ、インストールされたKali LinuxがWSL 2か確認します。
# 割り当てられているバージョンの確認
wsl --list --verbose
VERSIONが2となっていれば、WSL 2です。

Win-KeXの導入

Kali Linuxのバージョン 2020.3から導入された、Win-KeXを導入します。
# パッケージを最新
sudo apt update
sudo apt upgrade

# kali-win-kexインストール
sudo apt install kali-win-kex

# 起動
kex
Kali LinuxのGUI画面が表示されれば成功です。

ハマったポイント

wsl --set-default-version 2でエラー

WSL 2の導入中に以下のエラーが発生した。
wsl --set-default-version 2
エラー: 0x1bc
WSL 2 との主な違いについては、https://aka.ms/wsl2 を参照してください

WSL 2のLinuxカーネルを更新しない時に発生するようなので、以下のページの「Linux カーネル更新プログラム パッケージをダウンロードする」から更新を実施しました。

WSL 2 Linux カーネルの更新


kexで起動すると黒い画面しか表示されない

GUI画面でLog Outしたら、以降黒い画面しか表示されなかった。
kex stopでプロセスを落とし、再度kexで起動することで解消した。


所感

聞いた通り、Virtual Boxで構築していた時に比べ、非常に楽で時間も掛かりませんでした。
ネットワーク周りがどう動いているのか把握出来ていませんが、ここは追々調べたいと思います。

他にもUbuntuやCentOS等を使用するので、WSL 2で導入したいと思いました。

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