今まで、Kali Linux等を構築する際は、Virtual Box上にOSのisoファイルでインストールしていました。
WSL 2を利用するとKali Linuxのインストールが楽だと聞いたことや、日経Linux 2020 7月号で特集を読んだこともあり、この機に構築しようと思います。
WSL2の導入
参考にしたのは以下のページ。
Windows 10 用 Windows Subsystem for Linux のインストール ガイド
# WSLの有効化
dism.exe /online /enable-feature /featurename:Microsoft-Windows-Subsystem-Linux /all /norestart
# "仮想マシン プラットフォーム" のオプション コンポーネントを有効化
dism.exe /online /enable-feature /featurename:VirtualMachinePlatform /all /norestart
# 再起動
Restart-Computer
# WSL 2 を既定のバージョンとして設定
wsl --set-default-version 2
Kali Linuxの導入
Microsoft StoreからKali Linuxをインストールします。
インストールが完了したら起動します。
usernameとpasswordを求められるため、入力します。
別のpowershellを立ち上げ、インストールされたKali LinuxがWSL 2か確認します。
インストールが完了したら起動します。
usernameとpasswordを求められるため、入力します。
別のpowershellを立ち上げ、インストールされたKali LinuxがWSL 2か確認します。
VERSIONが2となっていれば、WSL 2です。# 割り当てられているバージョンの確認wsl --list --verbose
Win-KeXの導入
Kali Linuxのバージョン 2020.3から導入された、Win-KeXを導入します。
# パッケージを最新sudo apt updatesudo apt upgrade# kali-win-kexインストールsudo apt install kali-win-kex# 起動kex
Kali LinuxのGUI画面が表示されれば成功です。
ハマったポイント
wsl --set-default-version 2でエラー
WSL 2の導入中に以下のエラーが発生した。wsl --set-default-version 2エラー: 0x1bcWSL 2 との主な違いについては、https://aka.ms/wsl2 を参照してください
WSL 2のLinuxカーネルを更新しない時に発生するようなので、以下のページの「Linux カーネル更新プログラム パッケージをダウンロードする」から更新を実施しました。
kexで起動すると黒い画面しか表示されない
GUI画面でLog Outしたら、以降黒い画面しか表示されなかった。
kex stopでプロセスを落とし、再度kexで起動することで解消した。
所感
聞いた通り、Virtual Boxで構築していた時に比べ、非常に楽で時間も掛かりませんでした。
ネットワーク周りがどう動いているのか把握出来ていませんが、ここは追々調べたいと思います。
他にもUbuntuやCentOS等を使用するので、WSL 2で導入したいと思いました。
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